« 2018年11月08日 | トップページ | 2018年11月10日 »

2018年11月10日 (土)

2018年11月09日

2018年11月09日

 

 予報通りの雨の朝でした。向ヶ丘の霞具合が、一幅の山水画でした。目の前の電線と電柱は、私の頭の中で消してしまいました。

 外国人労働者を増加させるための、出入国管理法の改正問題が、衆議院で揉めているようです。労働者の日本における生活環境をどうするか、給与や働き方をどうするのか、労働者は真にどれほど必要なのか、日本人の労働者は本当に足りないのか、政策立案に必要な、精確な調査が全くと言って良い程出来ていないようです。昔は、官僚が必死にデータを集めて、政策の原案を作っていたと思うのですが、最近の官僚は、政治家の思いつきを適当に聞くだけのような気がします。その思い付きが上手く行かなければ、言い逃れだけを官僚がやらされているようです。確かに、官僚は国民から選ばれた人間では無く、雇われ人ですが、実質的に国政を支える人間です。もう少し官僚に、日本国家の将来を見据えた仕事をさせるべきだと思います。官僚が、しっかりした仕事をする国だけが、先進国になれるのです。

 ところで、外国人労働者の件ですが、戦前、石炭は主要なエネルギーでした。従って、石炭産業は、国家にとって非常に重要な産業でした。私の故郷の長崎にも、多くの炭鉱が存在しました。その殆どは、海底炭鉱であり、石炭の層は非常に薄い者で、石炭を採掘する労働は、困難を極めるものだったと聞いています。そして、現在、韓国との間で問題となっている、徴用工が、かなりの数、朝鮮から派遣され、日本の石炭産業を支えたそうです。給与も、労働条件も、差別も過酷なものであったようです。私は、この徴用工の子供と、幼馴染みでした。徴用工の時代は。隔離されていたのですが、戦後我が家の近くに家を建てることが出来たのです。日本人の全てが、礼儀正しく、親切で、平等を重んじる国民では無いのです。白人に対しては、卑屈なほど相手を立て、服従するのに、アジア系の人には、極めて横暴だったようです。この傾向は、実は現在も残っているのです。

 高度成長期からバブルに至る間、ブラジルを初めとして、中南米の国々から、日系人を労働者として、来て貰いました。最初の10年ほどは、日本と中南米の通貨の価値に大きな開きがあり、5年間、真面目に日本で働けば、自国に立派な家を立てる事が出来ると言われていました。従って、日系人は、過酷な労働に耐えて必死に働きました。しかし、バブルが弾け、日本経済が停滞すると、真っ先に日系人が馘首されました。人員調整に使われたのです。その後、日本と中南米の経済格差は小さくなり、日本で働くことを希望する日系人は少なくなりました。

 それを埋めたのが、現在の留学生と技能実習生です。留学生の仕事は、都会でのアルバイトが主ですから、日本の大学生と同じで、大きな問題はないようですが、それでも多くの問題があるようです。技能実習生は、最初から一番底辺の単純労働を低賃金でやらせる制度だったようで、農業、中小企業等、人間扱いされなかったような、働き場所が数多くあったようです。つまり、徴用工と大差が無いと言うことなのです。しかも、現在の徴用工は、両方とも労働者として、日本に受け入れたのではないのです。

少し極端な言い方をしましたが、労働者の増加は、日本の将来、つまり日本の若者の将来にも大きく関係します。国会では、適当に言い逃れをして、法律を変更し、政治家の知り合いに恩恵を与えるような政治は、止めて貰いたいと思います。何処かの企業家が、労働者が足りないと言っているのに応えるだけではなく、実際にどの様な部門にどれだけ労働者が足りないのか、放置すると日本経済はどうなるのか、日本の若者と競合しないのか、他に労働力を補充する手段は無いのか等々、基礎的データと将来のあるべき姿を、きちんとしたビジョンとして示して貰いたいと思います。

 

今日は、2ヶ月に一度の、歯のクリーニングを予約していましたので、聖蹟桜が丘まで行って来ました。この予約が無ければ、1日中家の中で過ごさなければなりませんでした。バス停に行く道の、ジューンベリーが、程よく色づいていました。

12時に予約しましたので、11時15分には家を出て、歯科医院には、12時10分前に着きました。今日の歯科衛生士は、何時もの私担当の衛生士でした。前回は、怪我のため休暇を取っていました。怪我の状態を聞いたら、誰かに聞いて貰いたかったのでしょう、話が止まらなくなりました。人差し指し指から、手の甲に至るまで、骨が見えるような傷だったらしいのですが、皮膚移植をせずに、皮膚が再生したそうです。一時期は、衛生士の仕事を断念しなければならないと思ったようです。人間の身体の機能の凄さに、感動していました。そのせいもあって、今日の歯のクリーニングは、1時間近く掛かってしまいました。

クリーニングの後、郵便局に寄って、オリンピックのメダル作成用に、古い携帯電話を集めている箱を確認しました。私も、協力しようと思っています。その後、昼食を終えて、色々な店が入っているビルに行き、来年のカレンダーと手帳を買いました。カレンダーを買った時のポイントが、10倍になる広告に釣られてしまったのです。何時の間にか、来年の用意をする時期になってしまいました。

他に、する事も無いので、家に帰りましたが、2時少し過ぎでした。行く時には降っていなかった雨が、本降りになっていました。家に帰ってもする事が無いので、日常生活に関係の無い、日記の一部を書いたり、テレビを見ながら、先日拾ってきた椎の実の殻剥きをしたりしました。5時頃になったので、晩酌用に、ツミレ鍋を作ったのですが、春に摘んで冷凍していた蓬を加えたら、臭いがきつくて、野辺の草の生きる力のようなものを感じました。しかし、酒の肴には不向きでしたので、急遽、ししゃもを焼き、セロリのキムチ漬、餃子で晩酌にしました。

 

「タンポポの 花が咲くほど 暖かき 秋であれども 年の瀬近し」

「春の野の 蓬で作る つみれ鍋 身体に良くても 酒には合わぬ」

|

« 2018年11月08日 | トップページ | 2018年11月10日 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/554231/67365526

この記事へのトラックバック一覧です: 2018年11月09日:

« 2018年11月08日 | トップページ | 2018年11月10日 »