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2018年10月22日 (月)

2018年10月18日

2018年10月18日

 

 「富士が見えるのでは」と思わせるほど、最近では珍しく良く晴れた朝でした。しかし、地平のぼかしは強く、富士は見えませんでした。今日は、午前中は良く晴れているというので、午前中に、立川根川公園と残堀川まで散歩しました。本当は、名古屋から出て来た友人と、高尾山に登る予定だったのですが、昨晩一緒に酒を飲んでいる段階で、お互い少々飲み過ぎたので、予定を中止したのです。

 午前10時に家を出て、土手に上がると、水門の堰にカワセミが、堰の下を睨んでいました。カワセミは小さい鳥ですが、嘴が大きい特徴的な姿をしているので、遠くからでも容易に見分けが付くのです。かれこれ、1年以上カワセミと会っていませんでした。大急ぎで堰の近くに行って、写真を撮りました。絶滅危惧種になったのではないかと心配していましたが、そうでもなさそうなので、安心しました。この所、午後に散歩することが多くなっていたので、それが、カワセミとの出会いを少なくしたのかも知れません。勿論、河川工事等で、人間がカワセミのテリトリーを破壊するため、生きる場所を変えなければならなくなるのが、一番大きな原因だと思います。

 土手の下の道は、セイタカアワダチソウ(背高泡立草)とコセンダングサ(小栴檀草)の全盛時代でした。紋白蝶と紋黄蝶等が、かなりの数、黄色い花の間を飛び交っていました。蜂も何種かいましたが、家に帰って、図鑑で調べて見ても、どの蜂だか未だに分りません。蜂の種類が、こんなにも多いとは知りませんでした。

 石田大橋を越えた辺りから、薄や荻の穂が、小径に並ぶようになりました。その小径にツマグロヒョウモン蝶の雌が、私が近づくと少し前に飛び、水先案内人のようでした。荻原の穂波の中には、赤トンボが休んでいました。写真を撮るのに苦労しましたが、1枚だけ良い写真が撮れました。残り少ない秋の日の中、冬支度をする生き物達の姿を、見させて貰いました。

 荻の原を抜けて、中央高速の橋の下に行くと、映画撮影をしていました。かなり大掛かりな撮影でした。遠くの方から見ていると、係の人が近づいてきて、映画に映ってしまうので、この場から出て下さいと言われました。撮影自体が公表されていないらしいので、詳しくは書きませんが、面白い経験をしました。矢張り、外へ出ると予期しないことに出会います。

 立川根川と多摩川の合流点近くの断崖(ハケ)では、シャクチリソバの白い花が、満開でした。隣では、シュロの機を覆った葛の上に、更に蔓が覆い、大きなスカートのようになっていました。そのスカートを蔓の淡い白い花が覆っていましたが、葉の緑には勝てず、白いスカートにはなりませんでした。

 根川公園の桜並木に行くと、関東に大きな被害を与えた、台風24号の被害の跡が残っていました。桜の大木が、根元から折れていたり、多くの枝が傷んだりしていました。桜並木から雑木林に入ると、欅の大木が、舗装された小径を持ち上げ、根こそぎ倒れていました。同じように見える木でも、強い木と弱い木があるようです。

 根川公園の中に、柴崎体育館があり、近くにモノレールの柴崎体育館駅があります。根川公園に入った時から、便意を催したので、所々にあるトイレに入ってみたのですが、全部和式のトイレでした。和式のトイレは、便器に触れないで済むので、その点は良いのですが、しゃがんで用を足すことが、非常に辛くなってきました。仕方が無いので、柴崎体育館のトイレを借りることにしました。予想した通り、洋式の便器でした。危ないところでしたが、すっきりと用を足すことが出来ました。体育館では、老人達が健康体操をしていました。これまでに何10回も、前を通っているのに、柴崎体育館に入ったのは、初めての事でした。

 すっきりしましたので、更に歩いて残堀川に出ました。途中から崖を登り、普済寺に行きました。何度も来た寺ですが、ネットで調べた歴史を簡単に紹介すると「この寺は、文和年間(1352 - 1356)地頭立河宗恒の開基、この寺のある場所は武蔵七党の一族である立河氏の居館があったところであり、この寺ははじめ外の場所にあったが、立河氏が衰退した後に今の場所へ移されたと見られている」とのことです。国宝の六面石幢も見る事が出来ます。御朱印は取り扱っていません。晴れていると富士が良く見えます。今日は、良く掃除が行き届いた墓の中に、セイタカアワダチソウとヨメナが1杯咲いている墓が1箇所ありました。遠くの寺の屋根、並んだ墓石、墓の中の小さな観音像と花達が、なんとも言えない良い雰囲気でしたので、何枚も写真を撮りました。

 普済寺から、柴崎体育館駅に戻り、高幡不動経由で、我が家に戻りました。3時を過ぎていました。今日は、それから日記を書き、夜は、ワインを飲みながら、野球の広島―巨人戦を見ました。

 

「水門の 流れの淵の シルエット 一目で分る 君は翡翠」

「川縁に 微動だにせぬ 青鷺に 悟りの境地の 仙人を見る」

「荻の穂と 青空目指して 背比べ 黄色の山笠 背高泡立草」

「白き花 命短く 黄玉へと 終にはイガ虫 小栴檀草」

「秋の日の 黄玉が並ぶ 花畑 小栴檀草に 蝶の戯る」

「蝶に蜂 必死に励む 冬支度 久し振りなる 秋の日溜まり」

「赤トンボ めっきり数も 減り来たり 荻の河原に たったの一匹」

「背高の 荻の足下 身を潜め 青空移した 青き昼顔」

「青空が テンテンテンと 落ちている 多摩の河原に 梅雨草の花」

「紛うたや 秋の実りの 赤き実の 横に一輪 照葉野茨」

「蜂達が 冬に備えて 蜜集め 泡立草にも 蜜はあるらし」

「崖下の 水路が白き 花畑 蕎麦にはならぬ 赤地利蕎麦かな」

「多摩河原 蝶の案内で 歩を進む 薄の小径に 華やぎ添える」

「荻の穂に たった一匹 赤トンボ 何故か寂しく 空を見ている」

「小紫 紫式部と 兄妹か 違いの分らぬ 似た者同士」

「秋の日に 墓を飾りし 泡立草 観音様も 笑顔なりけり」

 

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