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2016年11月20日 (日)

2016年11月19日

2016年11月19日

 

 今朝は、本降りの雨でした。幕がある為、外の様子は、良く分かりませんでしたが、幕が雨で濡れていました。空気は冷たく、晩秋を感じました。

 午前中の、仕事を終え、昼食に麻婆豆腐を作って食べました。一週間前に豆腐を買ったのですが、食べるタイミングを逸して、豆腐が、悪くなってしまいそうだったのです。一昨日買った茸も、キノコ鍋をしようと楽しみだったのですが、3日連続、夜は外食になってしまいました。鍋物だけは、昼に食べる気になれません。茸も、食べるタイミングを逃してしまいそうで、怖いです。

 昼食後、明星大学の公開講座「イスラームとフランス社会」に参加しました。聖蹟桜ヶ丘から高幡不動に出て、多摩モノレールに乗り換えれば、三つめが中央大学・明星大学駅です。駅を出たら直ぐにキャンパスです。公開講座の建物は、この前と同じでしたが、教室は違っていました。

 予定通り、午後2時半から講義が始まりました。比較的若い、西洋史を研究している講師でした。きちんとした資料も用意され、無料の公開講座にしては、配慮が行き届いていました。講義は、フランスで起きた3つのテロに対して、IS(イスラミックステート=イスラム国)が、犯行声明を出したことから、イスラムとフランスの歴史的関係から、テロとの関係を探ろうとしたものでした。具体的には、イスラム教の開祖ムハンマド、イスラム史、イスラム教、キリスト教とイスラム教の関係、十字軍、教皇ウルバヌスの考え方、十字軍がムスリムに行ったこと、イスラム側の「聖戦(ジハード)」の呼びかけ、の如く、

11世紀から、フランクとイスラムの対立が存在していたこと、現在のフランス社会においても、イスラム移民に対する就職差別による移民の貧困の問題、フランスのみならず西欧の人々のムスリムに対する偏見が昔も今も存在する事、このような、歴史的対立と現在の偏見差別の問題が、ISをフランスでのテロに駆り立てたと言う話でした。更に、解決策の1例として、歴史上においても、フリードリヒ2世のように、対話による交渉によって、キリスト教とイスラム教の聖地の共存を達成した事例が紹介されました。そして、歴史家は、未来を語ることはしないが、と前置きして、温故知新――>過去の良き例を学ぶこと、〇教養とコミュニケーションーー>偏見の壁を破るには、学びの姿勢が大切、〇多文化主義ーー>文化・文明には、優劣は無く、あるのは違いだけ、偏見の壁を破るには、多文化主義の視点が必要、と結んで講義は終了しました。

 私は、一昨年フランス旅行をした時に、フランスの右翼団体が、黒ずくめの衣装で、トランプと同じように移民追放を叫んでいたのを実際に見ました。そして、私としては、文化は多くの場合、宗教との関連の中で形成される場合が多く、日本は特にその傾向が強い、日本の社会文化を代表する祭りは、その典型であると思っています。従って、多くの国の国民にとって、文化は単なる多様性の一部ではなく、生活の拠り所になっていることが多いと思っています。戦前の韓国蔑視を未だに持っている人は、日本国民の中に多いと思います。かく言う私も、完全に偏見を捨てきれないでいます。このような観点から、多文化主義なる言葉は、実際の偏見を打ち破る鍵となるのかについては、疑問を感じました。

 この点を、講師に質問した所、講師は、「全くご指摘の通りで、多文化主義は、偏見をなくそうとする努力の、入り口の一つと考えています。偏見の打破は、非常に難しいこととは思いますが、色々な糸口を見つけて、打破に向かって努力をしない限り、偏見は永久に残るだけでなく逆に強まり、戦争やテロは終わらないのです。」と答えてくれました。若い講師でしたが、しっかりとした考えを持っていると思いました。

また、彼は、個人的な見方に過ぎないと前置きし、政治体制は、国家によって異なってもやむを得ない。アラブの国々にとっては、国家の指導者を選挙で選ぶ民主主義より、王政や絶対権力者による独裁政治が合っている様な気がすると言っていました。確かに、近代になって、独裁主義のアラブ諸国が、アラブ同士の内戦以外、戦争を仕掛けた話を聞いたことがありません。王政や独裁政治の方が安定した国家運営をしているようです。戦争を仕掛け、アラブ諸国を蹂躙したのは、西欧側です。西欧とアラブの実力差もあったと思います。アラブの春と言う民主化運動も、結果的に国家に混乱を招いただけになっています。これらに関しては、西欧の真似をして、他国侵略を厭わない戦争好きの軍国主義を経験し、近くに北朝鮮がある我が国としては、多くの意見があると思いますが、議論してみる価値はあると思います。私個人としては、王政も独裁政治の両方とも、論理的にも感情的にも嫌いです。公開講座のお陰で、久し振りに、知的刺激を受けました。

 四時過ぎ、霧の中で見事な紅葉をしているキャンパスを後にしました。昨日の酒場、調布の「つぼ八」には、五時前に着きました。先ず、レジに行って、昨晩、一万円札を落として、電話連絡をした者だと伝えました。すると、昨日我々をアテンドしてくれた店員が出て来て、レジの奥の部屋から、綺麗に包まれた1万円札を出してきました。身分証を出して、昨日電話した物だと分かるようにしました。店員は、私の事を思い出して、1万円札を出してくれました。

来たついでですから、カウンターで、びっくり鮪、白子の天婦羅、アスパラの肉巻きフライ、〇〇焼き鳥を頼み、相撲を見ながら、熱燗二合を飲みました。今日は、寒かったので、熱燗が体の芯から暖かくしてくれました。少々、食べ過ぎ飲みすぎでした。

帰りに、レジで同じ店員が清算をしてくれて、「カウンター席の下に、落し物が無いことを確認しましたよ」と言ってくれました。「同じことは、しない積りでいるのだけど、年と取ると何度もやるんだよ」と答えると、「この店では、私達が気を付けますので、またいらして下さい」と言われました。なかなか良い店員でした。カウンターでは、一人で飲んでいる老人が、私の他に三人いましたので、また来てもいいかなーと思いましたが、いかんせん遠過ぎます。

 買い物をしたりしましたので、家に帰ったのは、八時近くでした。何もすることが無く、日記を概略纏め、取り溜めた録画の一つを見て寝ました。

 

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