« 2016年11月23日 | トップページ | 2016年11月25日 »

2016年11月25日 (金)

2011年11月24日

2016年11月24日

 

 6時過ぎに起きた時には、霙模様の雪が、6時半頃から本格的な雪に変わりました。東京の11月の初雪は、54年振りだそうです。若し、東京に積雪があれば、観測史上初の事だそうです。寒さも、半端ではなかったのですが、朝食を早めに食べて、8時前から、近くを歩いて来ました。

 外へ出て見ると、激しく雪が降り、七生丘陵はおろか、多摩川の対岸すら見えませんでした。土手の脇の道路を走る車のヘッドライトが、淡く光っていました。また、雪霞の中の四谷橋の灯が、蛍の光よりも弱く感じました。一片一片が大きい、牡丹雪が舞っていて、景色全体が白いベールで覆われていました。四谷橋から、聖蹟桜ヶ丘の街が全く見えませんでした。川鵜達も、送電線の塒から避難したらしく、日頃、300羽を越す川鵜が、10数羽しかいませんでした。

道路と、人が歩く土手の道は、まだ雪が積もっていませんでしたが、河原や土手の草地、公園や庭の木も雪が積もっていました。四谷公園では、葉を落とした桜や梅の枝の先まで雪が乗って、氷細工のようになっていました。葉を残した桜の木にも、雪は積り、残った葉は、どれも下を向いていました。紅葉真っ盛りの、もみじの葉にも雪が乗り、白い覆いの下から、真っ赤な顔を覗かせていました。僅かに残った山法師の葉の上に、綿のように雪が乗り、本当に綿の木に見えました。常緑の、マテバ椎、蓑隠し、松、山桃等は、夫々の個性を残したまま、雪を乗せていました。既に、蕾が黄色くなっているミモザにも、雪が積もっていました。

家に戻ると、テレビで各地の雪の様子を報じていました。関東一円、大雪注意報が出され、交通機関の乱れも起きていました。チェーンを巻いていない車が動けなくなり、渋滞を招いている高速道路もありました。あまりにも早い11月の雪が、人間生活の各所で、問題を引き起こしているようでした。

朝一番に散歩をしたので、朝の仕事が終わったのは、1時近くになってしまいました。昼食を食べ終わった頃に、次男が起きて来て、3時前に出て行きました。その頃には、あんなに激しかった雪が、ほぼ止んでいました。懸案として残っていた、玄関ポーチを片付けて、もう一度、午前中雪の中を歩いた、同じ場所を歩きました。

歩き始めた4時頃には、雪は完全に止んでいました。七生丘陵の中の住宅地の屋根に雪が積もり、住宅地が白い塊になっていました。聖蹟桜ヶ丘はしっかり見えるようになり、更に遠くまで視界が広がりました。川鵜達も塒に戻り西の空が、ほんのりと茜に染まっていました。時ならぬ雪の一日が、黄昏ました。

夕食に、昨日、「角上」で買って来た、殻付きの生牡蠣を割って、我が家のレモンをたっぷりかけて食べました。身は痩せていましたが、満足しました。料理屋で食べる生牡蠣は、太って立派ですが、それほど感動しません。恐らく、真水で洗ってから客に出していると思います。また、スーパーや魚屋で売っているパック入りの生牡蠣も、一度洗ってパックしているのではないかと思われます。それほど、塩気が抜け、磯の香りがしないのです。

メキシコでは、殻付きの生牡蠣を良く食べました。牡蠣は、山の上のメキシコシティーまで、毎日メキシコ湾の方から、運ばれてきましたが、当時のメキシコは、冷蔵技術が悪く、牡蠣は殻付きしか食べられませんでした。殻付きだと、自力で、1週間は生きる事が出来ると、言っていました。魚介の卸売市場から、殻付の牡蠣を、家族で食べる分だけ買って帰るのは、大変なことでした。一つ一つ殻を開けるのも、一仕事でした。そうした苦労とメキシコの香り豊かなレモンのお陰で、メキシコでは、何時も美味しい生牡蠣を食べる事が出来ました。メキシコで使っていた生牡蠣割りの道具を久し振りに使いました。

 

「紅葉の 盛りとなりし 関東に 半世紀振り 霜月の雪」

「牡丹雪 激しく舞いて 雪霞 白き薄絹 視界を閉ざす」

「四谷橋 欄干の灯 霞内 寒さに耐える 冬蛍かな」

「山法師 綿雪つもり 綿の木に 摘まんでみれば 手先冷たし」

「晩秋に 赤さを増した もみじの葉 白雪乗りて 冬化粧かな」

「紅葉の 晩熟の桜 赤き葉の 雪に戸惑い 下向き加減」

「早々に 蕾色付く ミモザかな 大和の国の 冬は厳しき」 

 

|

« 2016年11月23日 | トップページ | 2016年11月25日 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/554231/64540900

この記事へのトラックバック一覧です: 2011年11月24日:

« 2016年11月23日 | トップページ | 2016年11月25日 »