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2016年11月13日 (日)

2016年11月12日

2016年11月12日

 

 今朝は、良く晴れました。しかし、工事用の幕のせいで、富士が見えているのか、はっきりしませんでした。寒気と暖気の押し合いが続いているのでしょう、昨日とは一転して、暖かい日になりました。

 昨日、工事用の幕が玄関側にも張られて、アパート全体がすっぽりと半透明の黒い幕で覆われてしまいました。昼間から、玄関側の廊下は、電灯がつけられるようになりました。この状態を残して置こうと、あらゆる角度から、写真を撮りました。四谷橋を渡って、多摩川の向こう側からも写真を撮りました。

 四谷橋から、多摩川の下流を見ると、小鴨が泳いでいました。この前来ていたカイツブリは、何処かに行ってしまいましたが、小鴨が来れば、本来の冬の渡り鳥シーズンの到来です。多摩川や支流の川、公園の池等、水場を歩く楽しみが増えました。常連の鳥達と渡り鳥との触れ合いも、楽しみの一つです。

 四谷橋の上、橋の周囲のアスファルトの道の、草でも生きて行くのは大変だと思われる、アスファルトの裂け目、コンクリートの割れ目、石垣の隙間に、必死に根を下ろしている草花がありました。花の時期の終わった、狗尾草、昔蓬、小栴檀草等でした。今日、雲一つない空で、真夏のように輝いている太陽が、この草達の影を作っていました。今まで、花の美しさばかりに気を取られて、影には気も止めませんでしたが、思いの外綺麗でした。この綺麗な影は、この草達が生きている条件の悪い所にしか出来ないのです。この草達の健気さを称えているようでした。

 我が家の近くに、柘榴、柿、姫リンゴ等、果樹が多い家があり、この家は、雀のお宿になっています。今日も、赤い実が鈴なりの柿の木で、休んだり柿の実を啄んだりしていました。小春日和の、長閑な風景でした。

 午後から、大学の野球部の創部100周年の記念行事があり、私は、野球部ではありませんが、参加しました。大学に着いたら、私のクラブの後輩が、練習していました。これを見ただけで、大学に来た甲斐があると言うものです。私は、式典は3時半からと思っており、15分は早く着いた積りでしたが、式典は既に始まっていました。3時からだったそうです。

 式典は、理事長、学長の挨拶など、淡々と進みました。我がクラブと野球部は、切っても切れない中ですので、式典の最後に、我がクラブの現役が、校歌を指揮しエールを送って、式典を締め括りました。更に、もう一つ、大学に来た喜びを貰いました。

 式典の後、大学の近くの盛り場で、後輩達と飲むことにしました。若者と飲めることは、老人の最高の幸せです。年寄りには、説教という本能が加わると言われています。今日も、訳の分からない説教を沢山して来ました。

 我がクラブの若者は、我がクラブで、自分の目で社会を見て考え、自分の力で人生を生きる、人間力の基礎を学んでほしいと思います。人生の生き方で、「この生き方が良い」と言うものは、何一つありません。自分の生き方を、自分で納得する他ありません。納得するためには、自分の力と責任で生きる他ないのです。

 我々が、子供の頃の大人達は、戦争に負けて自信を失くし、若者に、人生について話すことは少なかったと記憶しています。我が家の特殊事情もありましたが、私は、父と人生について話したことは、一度もありませんでした。学校でも、淡々と知識のみを教えました。図らずも、当時の若者は、自分で社会を見て、自分で人生を生きざるを得ませんでした。このことが、良かったのか悪かったのか、証明のしようがありませんが、この時代の若者は、日本の高度成長期を支えました。

 そして、この成長期を生きた人間が年を取ると、成長期を支えたことが、成功体験となり、若者に自分達の考えや生き方、成功体験を、教えたり押し付けたりするようになりました。時代は、どんどん変わっていくと言うのにです。学校でも、人生教育のようなものが始まりました。この教え方によっては、指示待ち人間やイエスマンを作り、将来の社会を築く、若者の力を削ぐと言うことが分からないようです。

 我がクラブは、少し特殊なクラブです。スポーツクラブのように、単に技を磨けばよいと言う訳ではありません。クラブの存在意義すら、あやふやなものです。しかしながら、歴史もあり、先輩も多く、他のクラブの信望もあり、組織力も強固です。国家や会社と似たような面があります。我がクラブの現役は、この疑似社会を、一番下から一番上まで4年間で駆け抜けます。このクラブで、最初に言ったように、自分の意識さえしっかりしていれば、自分の目で物を見、自分の力で人生を生きる、人間としての基礎力を磨くことが可能だと思っています。

 実際の社会は、我がクラブに較べれば、ずっと強固で複雑です。大企業に入ったら、企業の力に押しつぶされること無く、自分が成功するために企業の力を利用するくらいに考えて欲しいと思います。中小企業も別の問題を抱えています。問題から逃げることなく、自分の人間力が生かせる場所だと思うくらいになって欲しいと思います。新しく起業するのであれば、まさしく人間力が、生きる場所となるでしょう。失敗をする人も出て来るでしょう。その時は、仲間と過ごしたクラブ時代を思い出し、今が、人間力の発揮の為所だと思って欲しいと思います。社会の動きが、おかしいと思えば、きちんと発言するのも、人間力だと思います。

 こんな話をしながら、酒飲める私は、幸せ者だと思います。

 

「荒地でも 必死に生きる 草達の 健気な姿 写す影かな」

「良く見れば 美しき事 多かりき 草の花にも 草の影にも」

「老いの身に 若者の熱 伝わりぬ 不安な気持ちも 同時に伝わる」

「若者と 酒飲み話し 大笑い 青春時代に 戻りし夜かな」

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